トイレ詰まりの注意点

トイレ詰まりで絶対やってはいけない3つのNG行動!悪化を防ぐ正しい知識
「トイレの水を流したら、便器のギリギリまで水位が上がってきた!」
そんな非常事態に直面すると、誰しも焦ってパニックになってしまうものです。
「早くなんとかしなきゃ!」という思いから、つい手当たり次第に対処してしまいがちですが、実はその行動が「やってはいけない間違った対処」であるケースが後を絶ちません。間違った方法をとると、水があふれて床が水浸しになったり、便器そのものを壊してしまったりと、被害がさらに拡大してしまいます。
適切に対応し、被害を最小限に食い止めるためには、「絶対にやってはいけない注意点」を事前に把握しておくことが何よりも大切です。今回は、トイレ詰まりの際に注意すべき3つのNG行動について詳しく解説します。
▼ トイレ詰まりでやってはいけない3つの注意点
■ NG行動1:焦って何度も「水」を流し続ける
トイレが詰まったときに最もやってしまいがちなのが、「もう一度水を流せば、水圧で押し流せるかもしれない」と考えて何度もレバーを回してしまう行動です。これは絶対に避けてください。
詰まりによって水の逃げ場がなくなっている状態でさらに水を流し込むと、行き場を失った汚水が便器からあふれ出し、トイレの床が水浸しになってしまいます。マンションなどの集合住宅では、下の階への漏水トラブルに発展する危険性もあります。
【正しい対処法】
詰まりに気づいたら、まずは落ち着いて「水を流すのをやめる」のが基本です。万が一水が止まらなくなった場合に備え、壁や床にある「止水栓(しすいせん)」をマイナスドライバーなどで右に回して、給水を完全に止めてから状況を確認しましょう。
■ NG行動2:早く溶かそうと「熱湯」を流し込む
「トイレットペーパーや汚れが詰まっているなら、熱湯をかければ早く溶けるはず!」と考える方もいらっしゃいますが、これも大変危険なNG行動です。
一般的なトイレの便器は「陶器」で作られています。陶器は急激な温度変化に非常に弱いため、沸騰した熱湯を注ぐと「ピキッ!」とひび割れたり、最悪の場合は便器が真っ二つに割れて破損したりするおそれがあります。便器が割れてしまうと修復は不可能で、本体ごとの大掛かりな交換工事が必要になり、多額の費用がかかってしまいます。
【正しい対処法】
お湯を使って詰まりをふやかしたい場合は、絶対に熱湯は使わず「40〜60度程度のぬるま湯」にとどめ、便器の温度に少しずつ馴染ませるようにゆっくりと流し込んでください。
■ NG行動3:見えない奥の「異物」を無理に取り出そうとする
スマートフォン、子供のおもちゃ、おむつ、生理用品、ボールペンなど、水に溶けない「異物」を落としてしまった場合、手やハンガーなどの道具を使って無理に引っ張り出そうとするのはやめましょう。
便器の奥の配管(排水トラップ)は、悪臭を防ぐために複雑にカーブしています。状況が見えないまま盲目的に道具を突っ込むと、便器の内部に傷をつけてしまったり、異物をさらに手の届かない奥深くへと押し込んでしまったりするリスクが高まります。奥で完全に詰まってしまうと、便器を取り外す大掛かりな工事が避けられなくなります。
【正しい対処法】
ゴム手袋をつけて手前を探っても届かないような異物詰まりの場合は、極力自分での作業はストップし、早急に専門業者へSOSを出しましょう。
▼ まとめ:迷ったときはプロの力を頼りましょう
トイレ詰まりが発生した際の注意点は、以下の3つです。
・汚水があふれるため、水を何度も流し続けない
・便器が割れるため、絶対に熱湯を使わない
・状況を悪化させるため、異物を無理に取り出そうとしない
トラブルが起きたときこそ、焦らず落ち着いて状況を把握することが、被害とお財布へのダメージを最小限に抑えるうえで最も重要です。ご自身での対処に迷う場合や、ラバーカップなどを使っても症状が一向に改善しない場合は、無理をせずに専門業者への相談をおすすめします。
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