トイレタンクから異音がする原因

トイレタンクから聞こえる異音の原因は?放置NGのサインと対処法
トイレを使った後や、しばらく時間が経って静かな空間の中で「ゴボゴボ」「チョロチョロ」「ブーン」といった聞き慣れない音が聞こえてきて、不安になった経験はありませんか?

普段は気にならないトイレからの異音は、タンク内部の部品が劣化し、SOSのサインを出している証拠かもしれません。「そのうち直るだろう」「まだ普通に流せるから大丈夫」と放置してしまうと、ある日突然水が止まらなくなったり、高額な水道代の請求が来てしまったりと、予期せぬ大きなトラブルに発展する可能性が十分にあります。

この記事では、トイレタンクから異音がする際の代表的な原因と、その対処法について詳しく解説します。異音の種類によって原因が異なるため、ご自宅のトイレからどんな音がしているか確認しながら読み進めてみてください。

▼ トイレタンクから異音がする3つの主な原因
■ 1. ボールタップの劣化(ゴボゴボ・ブーンという音)
タンクに給水されるタイミングで「ゴボゴボ」という異音がしたり、壁が振動するような「ブーン」という共鳴音が響いたりする場合、タンク内の「ボールタップ」という部品の劣化が原因である可能性が高いです。

ボールタップは、浮き球と連動して給水量を自動的に調節する重要な役割を持っています。この内部にあるゴム製のパッキンやバルブが経年劣化で摩耗すると、水圧を正しくコントロールできなくなり、給水がスムーズに行われずに振動や異音が発生します。
音が徐々に大きくなったり、水を流すたびに頻繁に発生したりする場合は、部品の寿命が来ている証拠です。早めにボールタップ本体、または内部部品の交換を行いましょう。

■ 2. フロートバルブの劣化(チョロチョロという音)
トイレを使っていないにもかかわらず、タンクの中から「チョロチョロ…」と水が流れ続けるような音が絶え間なく聞こえる場合、タンクの底にある「フロートバルブ(ゴムフロート)」の劣化が強く疑われます。

フロートバルブは、タンク内に貯めた水を便器へ流す際や止める際の「フタ(弁)」の役割を果たしています。この部品は常に水に浸かっているゴム製のため、長年使用していると次第に溶けたり縮んだりしてしまいます。
その結果、フタが正しく閉じなくなり、わずかな隙間から便器へ水が漏れ続ける状態になってしまいます。「少しの漏れだから」と侮っていると、塵も積もって毎月の水道代が跳ね上がる原因にもなるため、早めに専門業者へ相談して部品交換を行うのがベストです。

■ 3. 水位の異常によるオーバーフロー(シュー、チョロチョロという音)
タンク内の水位が標準のラインよりも高すぎる場合、余分な水が「オーバーフロー管」という筒状の管から便器へと流れ続け、異音が発生することがあります。

これは、タンクから水があふれてトイレが水浸しになるのを防ぐための安全機能が働いている状態ですが、本来止まるはずの給水が止まっていないという異常事態でもあります。水位を適切に調整するボールタップの不具合や、浮き球(フロート)が何かに引っかかって正常に機能していない場合に起こりやすいトラブルです。
一度タンクのふたを慎重に開けてみて、標準水位(オーバーフロー管に印字された「-WL-」などの線、または管の先端から数センチ下の位置)よりも水面が高くなっていないか確認してみてください。異常がある場合、ご自身での調整は難しいため専門業者へ点検してもらいましょう。

▼ まとめ:異音は放置せず早めの点検を!
トイレタンクから異音がする主な原因には、以下の3つが挙げられます。

・ボールタップの劣化(ゴボゴボ、ブーンという音)

・フロートバルブの劣化(チョロチョロという漏水音)

・水位の異常(安全装置の作動による排水音)

トイレからの異音は、外からは見えない内部部品の不具合や寿命を知らせる重要なサインです。そのまま使い続けると、ある日突然深刻な水漏れを引き起こす危険性があるため、気になったら早めにプロの専門業者へ相談し、点検を受けることが何より大切です。

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